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独身27歳の中卒ニートが人生に危機感を覚えながら書くブログ

ニコニコ動画はもう完全に終わり?YouTubeにお株を奪われ有料会員数が194万人から50万人へ

大好きだったニコニコ動画は過去の話

遂にYahooニュースでも取り上げられましたね。

【カドカワ】「ニコ動」離れが止まらず窮地 統合シナジー見えぬ異例タッグ(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

初めてインターネットを利用して動画サイトを経験したのは「YouTube」でした。当時は面白い動画というものはあまりなく、私の興味を引くものは「ニコニコ動画」にあったように思います。

間違いなくユーザーが作り上げた動画サイト

ニコニコ動画はシステムを作ったに過ぎません。サイト自体の人気を築き上げたのは間違いなくユーザー側だったと言えるでしょう。私も利用していた側の人間ですので一番活気に溢れていたあの頃を懐かしみ「終わった」のだということを実感します。「オワコン」とは「ユーチューバー」が誕生する以前から言われていた言葉でしたが、それでもニコニコ動画を愛していたユーザーは精力的に活動を続けていたように思います。

爆発的な人気を生み出した「初音ミク」

私が初めて初音ミクが使われた曲を聴いたのは「メルト」でした。衝撃を受けたのを覚えていますが、何に衝撃を受けたのかは覚えていません。機械が歌っているから?何故こんな人気なのかがわからなかったから?生み出される数々の曲たちを貪るように聴きました。現在と比べても「名曲」と呼ばれる数々の曲は聴き劣りしないクオリティで、一部の楽曲には今なお間違いなく血脈が受け継がれているように感じます。当時にそれらを聴いて「育った」のですから今でも当然のように「染まって」います。言い換えれば前衛的だったので「ボーカロイド」を使用した楽曲には賛否両論がありました。私は「良い」という人間でした。

空前のボカロブーム

カラオケで「ボカロ曲」が現れるようになり、メディアで取り上げられるようになり、街中で見かける機会が増え「隠れていた」私のような人間がドッと溢れ出た時期がまさに全盛期だったのではないでしょうか。それはそれは鼻息も荒く血眼になって喜びを露わにしたものです。「あの頃は若かった」という言葉を使うなら当時の自分に対してでしょう。

現在は普通に受け入れられている初音ミク

私も社会人となってボーカロイドに興味を示さなくなってからも話題はテレビや雑誌で見聞きしていました。ボーカロイド単体でライブもやるというので驚きですし、初音ミクが誕生した北海道の「札幌雪まつり」では雪像まで作られて観光客を楽しませています。もはや「へぇ」というくらいにしか感情が動かない私は大人になったのでしょう。

人気は「システム」ではなく「ユーザー」

ボーカロイドもさることながら「歌い手」の方達も人気を爆発させる大きな存在となったのではないでしょうか。多彩な表現力を持った方々が競って「歌ってみた」を投稿するようになりました。あくまで「動画投稿サイト」ですので楽曲のみを投稿して我々の心を動かした訳ではありません。「動画」を作る方のスキルも商用MVと変わらぬレベルに達し「歌い手」さんの歌唱も「プロ級」もしくは「アイドル級」へと進化していきました。動画を作成する際に凝った演出ができなくとも「絵師」さんが頑張って絵を描いたり「動画本編」では「職人」と呼ばれる方達がコメントで盛り上げました。ボカロ曲は「踊ってみた」などにも利用されました。「弾いてみた」などのコラボも熱かったですね。ボカロだけでもこれだけの広がりを見せましたが当時の「深夜アニメ」などと呼応した「MAD」制作なども大きな反響を呼んでいます。とにもかくにも様々なジャンルが生み出され動画検索に利用される「キーワード」や「タグ」さえも笑えるような素晴らしい動画サイトでした。

ユーザーが居なくなるのは必然

私は社会人となり、同じように楽しんでいた方たちも散り散りになっていったことでしょう。しかしながら現在でも残って活動されている方は「新規ユーザー」をしっかり獲得しています。それほど魅力のある方々ですので当然ですね。

YouTubeの存在

YouTubeがGoogleに回収されてから水面下で力を増していきました。徐々に徐々に、そして確実に拡大して認知する頃にはとてつもない規模の動画サイトへと変貌していました。私が初めて利用した時はまだ「ユーチューバー」という存在もおらず、動画も面白いとは言えないものでした。この場合の面白いとは「クリエイティブであるか否か」です。

改善が見られないニコニコ動画

人気と比例してシステムそのものの低さが改善されなかったのは何故なのか。独自のシステムで「改善が難しかった」なら頷けますが、黎明期から今の今まで続けてきたのだから多少の改善が欲しかったです。最終的には「画質が悪い」ことや「重い」ことは「有料会員」になれば解決すると誘導し「一般会員」の方達に「わざと強いているのではないのか?」とさえ思ったほどです。「あなたの悩み全て解決。そう、有料会員ならね」という言葉が生まれましたが「匿名性」や「独自のカテゴリ」という点を除けば全ての面で「動画サイト」として劣るようになってしまった現在では目も当てられません。

有名なユーザーが他の動画サイトへ次々と移動

ユーザーが減った一番の原因ではないでしょうか。「有料会員」であれば「niconico」が提供する「ニコニコ生放送」でも快適に視聴することが可能です。さらに「有料会員」であることが応援したい人の力になるのです。有料会員をニコニコ動画では「プレミアム会員」と言いますが、ユーザーが運営する「コミュニティ」に「有料会員」入ることで「レベル」が上がるシステムとなります。レベルに応じて様々な待遇が得られますのでコミュニティを作り「生放送」をする人にとって「プレミアム会員」の獲得は必須です。日夜様々なユーザー生放送が開かれ、楽しませてくれました。しかし、YouTubeも「ライブ」を取り入れ他の動画サイトやSNSでも生放送ライブができるようになってからは雲行きが怪しくなっていきました。通常会員をコミュニティに加えるには一定数のプレミアム会員が必要というシステムが更に首を締めます。ユーザーの減少はユーザー側が見切りをつけなければならない原因になるのです。「コメントが横に流れる」というのもそうですが、ユーザーが居てこそのシステムが多く、生放送に至ってはユーザーの減少に伴って「活気の無さ」を露呈させます。

新規ユーザーを獲得できなかったニコニコ動画

ユーザーは動画サイトにお金を払っていたのではなく、楽しませてくれる人にお金を払っていたのでしょう。有名な人たちはお金を払う価値があって、動画サイトにはありませんでした。どこでもよかったのです。それに気づくのに遅れたのが「niconico」でYouTubeはユーザーを最も大切にしていたと言えるでしょう。クリエイティブな方にはしっかりと報酬を支払っています。一時期ニコニコ動画でも同じようなシステムが盛り込まれましたが今は見る影もありません。「投げ銭」システムなるものを投入して会員数の回復を望んでいるようですが既にYouTubeでは取り入れられています。Win-Winの関係が成立したYouTubeに「奪われる」というのは自然の摂理です。もはや楽しませる側のユーザーにとっては娯楽さえビジネスなのです。

それでもニコニコ動画を愛している

好きです。この気持ちは嘘ではありません。愛しています。私の青春がそこにありました。今は動画サイトといえばYouTubeで、私もよく利用していますが「雰囲気」ってありますよね?それもいつしか取って代わる存在となるのかもしれません。しかし唯一無二である「コメントが横に流れる」システムは偉大です。ニコニコ動画を象徴する活気的で斬新なシステムでした。軽くて高画質な現代版で蘇ることを日々望んでおります。まずはそういった面が改善されなければ新しいシステムを導入しても焼け石に水でしょう。認知としては「動画サイト」なのですから。一世を風靡した大手動画サイトも時代の波に囚われ消えゆく文化となったことを残念に思います。ただそこには運営側のエラーがあったように感じてなりません。