s13y

独身27歳の中卒ニートが人生に危機感を覚えながら書くブログ

無料オンラインゲームのサドンアタックで過疎化が深刻化した理由

今に始まったことではありません。なんとか堪えているという現状からどう脱却するのでしょう?

運営会社がネクソンになってから失火

開発元はゲームハイで、私がプレイしていた頃はゲームヤロウが運営しておりました。ゲームハイが親会社でゲームヤロウは子会社という形でした。2010年9月頃からM&Aにより運営がネクソンへ移行。それから様々なアップデートを重ね、正式に運営が移管される頃には人が居なくなっていた。

ゲームアカウントの移管

気づかずに消失した人は意外と多いのではないだろうか?2013年12月16日からゲームヤロウアカウントでの接続が出来なくなりました。加えて2014年6月30日までという僅か半年で移管しなければなりません。この2013年はBF4を始めとしたFPS豊作の年でした。2014年にはR6Sなどが発表され、移管をすっかり忘れて他のFPSゲームにどっぷり浸かった人も多かったと記憶しています。事実、アカウントの移管期限を過ぎて新アカウントでプレイしている人を多数見かけました。

さて久しぶりに・・・と思ったらアカウントの移管期限が切れている。これで失ったユーザーは数知れないだろうと予想します。

功績システム

アカウントを失った人への救済措置にもなるが・・・逆にやる気を失わせる要素でした。FPSにはよくある階級システムをサドンアタックでも採用していました。階級自体に特別な意味はありません。ただどれだけプレイしているかの目安にはなりました。階級アップには経験値が必須となります。経験値取得の為に様々なアイディアが出され、攻略法やプレイルーム(部屋)が作られました。

功績システムが出来てからは「功績で稼げ」の一言で終わるようになります。なんともまぁシンプルです。経験値稼ぎで交流があった人たちも疎遠となり、通常プレイでしか得られない仕組みとなったのです。単純に選択肢が減ったのです。そして減った選択肢はこれだけではありません。

公式オプションによるプレイルームの減少

FPSゲームだからと言って全員がFPSとしてプレイしているとは限りません。私が始めた頃は様々な部屋がありました。雑談だけをする部屋だってありました。単純な「鬼ごっこ」から始まり「トーテム」や「空爆」など実用的に練習が出来る部屋も存在していたのです。

公式オプションで追加されたのは専用部屋です。ナイフ、ハンドガン、投擲禁止、スナイパーのみなどです。以前まで各々のモラルに任せて部屋を作りルールを設けていました。最初こそ感謝したものですが、専用部屋というのはやはり味気ないものです。導入の主な経緯は荒らし対策としてでしょうが、荒らしが現れるのも一興だったのです。プレイに来るプレイヤーも真面目に練習が目当ての人ばかりです。これは遊び場を奪う行為に他なりませんでした。

ヘッドハント戦というオプションも追加されていました。ヘッドショットのみで倒すのです。これも元は我々が編み出した遊びだったのです。一番味気ないと感じたのがヘッドハント戦でした。ヘッドショット以外で倒してしまった場合は「手榴弾で自殺」しなければなりません。専用部屋はデスペナルティが自動的に割り振られ、ヘッドショット以外で倒されてしまったプレイヤーも即復活という救済処置が付与されます。有難いのですが・・・どうにも。子供の遊びに大人がやってきて「こうするといいよ!」と満面の笑みで割り込まれたような感覚でした。

荒らしも一興

プレイルームでの荒らしは本当に多かったです。ただ、本当に悪なのか?といえば悪はチートであり、荒らしではなかったのです。荒らしを部屋にいる全員で倒して喜ぶというのもまた面白さを加速させていました。一体感や連携でしょうか。敵味方関係なしに荒らしを追い込み親睦を深めたものです。

公式がもたらした有難い恩恵の数々は「遊び勢」を尽く潰しました。同時に荒らし側も一切動けなくなってから、本気でプレイする人しか居なくなったのです。結果としてどうなるのか・・・

中間プレイヤーの減少

上級者と初心者を分け隔てるプレイヤーが消えました。能力格差が砂時計型へと変化したのです。当然ですが初心者狩りが横行しました。この初心者狩りに対処すべく、運営は初心者を隔離したのです。初心者サーバーは階級が5つ上がるまで入ることができました。しかしK/D(キルデスの割合)が55%を超えたら入れないことやMVP取得後は強制追放など徹底的に守る姿勢を取ったのです。これにより安心安全な新兵育成の過程が揃いました。さらにはBOTまで追加されたのです。まさに至れり尽くせりな環境と言えるでしょう。

BOTの存在により個人プレイが加速

アビューズと呼ばれる一方的なキルをするといった虐待行為が厳格化されました。これにより「慣らし部屋」を始めとしたプレイヤーをBOTに見立てる部屋などが消えてしまいました。ナイフを持って迫り来る敵を撃つというルールの部屋ではどうしてもアビューズとなります。「雑魚の球はあたらねーぜひゃっはー!」というツワモノがこぞって狩りをし、逆に「慣らし」を目的としてちょこまか動くプレイヤーを射撃するといった部屋ですが、参加したプレイヤーはことごとくアカウントBANとなり姿を消しました。

「そんなに撃ちたいならBOT使いなよ!」と公式はBOTを用意し、もっぱら慣らしといえばBOT撃ちです。オンラインプレイですが、練習は一人で黙々と行い、実践以外に人と関わる必要はないのです。徐々に・・・そして確実に活気は失われていきます。

サーバーの現状

超初心者サーバー、初心者サーバーといった形で初心者向けのサーバーが二つあります。昼間にINすればその凄惨さは浮き彫りとなります。「1」と表示されています。つまりそのサーバーに居る人は一人しか居ません。昼時に多くても「5」です。そして入ってみてもBOT撃ち中です。夕方、深夜にインすれば昔は数百人いたものです。現在は多くて10名を超えれば良い方です。平日は期待出来ません。

一般サーバーは上級者入り乱れる巣窟です。救済処置としてK/D50%未満を対象としたサーバーもありますが、繁忙時も数十人程度しかいません。よって多数のルールを設けたサーバーが用意されておりますが、初心者、中級者に選択の余地はなく一般サーバーでのプレイが求められます。無料FPSにしては競技性の高いサドンアタック。プレイヤーも極まっています。そこで長い間プレイしてきた猛者たちと混じり一線を交わす。無茶です。

一般サーバーは各チャンネルに別れており、10チャンネルが存在します。埋まっても1チャンネル300人程度でたまに2チャンネル埋まるかどうかという人数が現在(2019年)の限界値でしょう。かつては大いに賑わったこのチャンネル数も今では寂しさしか表現を許しません。

かつては日本でナンバーワンだったFPS

これは間違いありません。プレイヤー減少は同じ無料FPSであるAVAの存在も大きいでしょう。運営が移管すると聞いた時に流れた人たちも多かったのです。ナンバーワンに拘るあまり、プレイヤーの育成にどこよりも力を入れました。そしてサポートも充実していました。ただFPSをするといっても全員がガチでプレイするわけではありません。息抜きも楽しかったのです。確かに随分と便利になりました。でもやっぱり外に出かけて、そこで出会った人たちとルールを考えて遊ぶというのがどうしようもなく楽しかったのでした。

公式が想定しない遊び方をすることに面白さを見出す人たちというのは存在します。それを公式ルールにしてしまうと魅力は半減するでしょう。この気持ちはプレイヤーにしかわからないでしょうね。他のジャンル、他のゲームにおいてMODを導入する人たちの多さをみても、その感覚はやはり引き継がれています。不便なくらいがちょうど良かったのです。

ネクソンは我々プレイヤーが求めていなかったものを沢山生みました。プレイヤー減少は偏に手厚いサポートにあったのではないかと思っています。ありがた迷惑な運営は時に「暴走」とまで言われ「迷走」を始めました。今や「敗走」の危機です。

サドンアタックは好きです。かつてほどの人気を取り戻すのは不可能でしょう。あまたあるFPSゲームの一つ。ひいては無料オンラインゲームの一つでしかありません。魅力的なタイトルが山のようにあるのです。昔のようにはいきません。それでも・・・と願わずにはいられません。少しだけ活気を取り戻せたら。

今は「このまま消えて亡くなるのではないか?」そんな不安さえ抱く現状です。「今初めてももう意味ないかも?」そう思わせる雰囲気があります。運営の方針として新規プレイヤー獲得より、今居るプレイヤーを囲い込む方向です。良いのか悪いのか、存続をかけて必死なのは間違いないでしょう。何年も前からこの兆候はあったはずなのです。それでも放置して暴走を重ねた結果、今があります。

運営は手を打ったと誇らしげですが、その実プレイヤーにとっては嬉しくもないアップデートばかり。功績システムや度重なるイベントのせいで経験値がインフレを起こし、唯一売れていたであろう「経験値増加」などの課金アイテムがどうなったのか心配でした。課金で得られるキャラクターの外観や武器の装飾を見れば売れていないことは一目瞭然です。おかげで敵味方の区別がし辛いキャラクターが生まれ、無駄な「名前の装飾」に力を入れたせいで余計にFPSとしてのプレイ性を損ねた結果ともなり「迷走」を続けています。

色々書きましたが、私はサドンアタックを嫌いになることはありません。今後もプレイを続けるでしょう。最も愛したオンラインゲームですから。