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独身27歳の中卒ニートが人生に危機感を覚えながら書くブログ

作曲を独学で学ぶか迷っている人へ

以前、この記事を書きました。

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私は音楽系の学校に通うこともなく、音楽関係の部活動をしていたわけでもありません。ただ歌が好きでずっと歌っていることや楽器は軽音楽を中心に弾いたり叩いたりすることができます。挫折したのはトランペットでした。サックスが吹きたいです。

さて、完全な独学で作曲をしていますが、それなりに音楽に触れてきたことで「いつか作曲がしたい」とは薄々思っていました。とはいえ、いざ作曲をしようと思うまでかなり時間が掛かりましたね。音楽が好きだったら誰だって自分もこういう曲を作ってみたいとか思うものでしょ?まぁ普通は思うだけなんですよね。私もそうでした。キッカケがないと動けない人間ですから。それでも憧れていましたし、恋い焦がれるほど想ったこともありました。

独学で作曲を始めるならご立派な心意気なんて必要ありません。「1つの音で笑ったり泣いたり出来るようなトラックを作りたい」なんて自己陶酔も必要ありません。ただただ「とりあえずやってみれば?」と思うんです。

作曲するつもりはなかった

私はとあるミュージシャンが大好きで、その方が出演している番組の動画を見ていたのです。番組の中で「作曲」について語られました。作曲の仕方とかいつも意識していることとかミュージシャンに対する質問としてはありがちですよね。この時点で私は「難しそうだなー大変だなー」くらいにしか思っていません。

キッカケの元となったのは番組用の楽曲を作るという企画でした。「どういう感じの曲がいい?」と質問して雰囲気だとかリズムだとかを即座に取り入れていく姿は圧巻でした。私の瞳は戦隊モノのヒーロー特撮を見ているようにキラッキラしていたと思います。ミュージシャンはいくつもの案を即座に思い浮かべ実践する中で私は「すげぇ!」「おもしれー!」「なるほどな!」と子供並みの感想しか思い浮かんでいません。

なんでも弾ける人に憧れる

音楽を一度聴いたらすぐ弾ける人いませんか?私はそれに強い憧れを抱いていたのです。少し意味合いは違いますが、そのミュージシャンが音楽のジャンルに合わせてちゃっちゃかと曲調を変えている姿は憧れそのものでした。「同じメロディだけどこうすればこう言う感じになるよ」と具体的に実践してくれるのですが、それが本当にわかりやすくて面白かったのです。長年やってきた音楽が久しぶりに楽しいと思わせてくれました。

ギターが弾きたい

そのミュージシャンはギターを片手に作曲をしていたのです。だから私もほぼインテリアとなっているギターを手に取りました。それでいくつか学び直そうと思って「ぷち音楽理論」を齧ったのです。今までは敬遠していました。だって難しそうだったから。私が学んだのは「ダイアトニックコード」でした。耳コピの秘密を探ろうとディグリネームだとかスケールだとか知ってはいたけど説明できるほどではない感覚で理解していたことを改めて整理することにしました。

ぷち音楽理論は甘い果実だった

齧ったら最後です。もう夢中になって勉強することとなります。最初こそiPhoneやパソコンで「ふむふむなるほど・・・?」とメモしていたのですが、次第に頭が追いつかなくなるほど整理しきれない情報が脳裏を駆け巡るようになりました。その勢いたるや国家資格を取得する時に買ったノートをわざわざ押入れから引っ張り出して書き殴るほど。こういう時はやっぱりアナログが強い。

頭の中で無数に存在していた点と点が一気に繋がり、何もかもが急に理解できたのです。

楽器の演奏よりも勉強が楽しい

ぷち音楽理論から音楽理論の初級編を得て粗方の情報を取得した頃には「これらは音楽理論ではなく小ネタ集だ」と気づきます。私は和声法だとか対位法が音楽理論だと思っています。そしてその勉強がもう楽しくて楽しくて。新しいおもちゃを手に入れた子供のようにはしゃいでいました。

「ギターはどこいった?」という話ですが、その頃には再びスタンドに収まって飾られていました。

結果的に出来た。やっていた。

これが一番じゃないでしょうか。結果として私は最良の方法で辿り着いたことになります。勉強する上でコード進行だとか飽きるほど出てきます。実際にやってみなければ、文面上ではわからないものです。さらに和声法や対位法を学べば実践したくなるのは当然の流れでした。ここで登場するのがiPhoneに入ってたGarageBandだったのです。今まで一度も触れる機会はありませんでしたが、ようやっと使う機会が訪れました。そして視覚的に理解したい時は楽譜ソフトも併用しました。

ある夜の日、どうしても眠れなかったのでGarageBandを立ち上げました。勉強過程で作っていたいくつかのパターンを何となくパズルのように分解したり繋げたり、足りないものを補いつつ理論の知識を交えつつ1つの形にしてみたのです。

どういうわけか「曲」になったではありませんか。

白々しく言いました。どういうわけかもなにも曲にしようと思ったから曲になったのです。あまりにも簡単であっさりと曲が作れることに気づいて有頂天になりました。あれだけ恋い焦がれていた作曲が自分にも出来た!と。ここまで来たら止まりません。iPhoneではなくちゃんとした環境で作って、良い音源で聴いてみたい。その思いが私を突き動かします。

努力は夢中に勝てない

実際に作曲をしようと意気込むと大変です。DTMってドMの趣味だと思うのです。音楽理論に加えて作曲や編曲の知識、パソコンの使い方はもちろんですが、各種ソフトの使い方や各楽器に対する知識と音源に対する知識も必要になります。仕上げる段階ではミックスの作業も待っています。歌ものならVOCALOIDの調教も必要ですね。

これら全てを環境として揃えるならもう日曜大工ですよ。お金も時間も掛かります。私は一瞬でした。秒ってヤツですね。考える間も無く、息つく暇もなく、寝る間を惜しんでPCに張り付きました。情報を集めてはまとめ、手元に必要なものを着々と揃えていったのです。その時に「努力は夢中に勝てない」という言葉に出会いました。好きで楽しくてやっている「遊び」ですから、努力とは違います。これを普通の精神状態で行うとしたら私には難しかったでしょうね。

とりあえずやってみよう

大切なことを最後に書きます。それは「お金をかけないこと」です。お金をかけるとどこかで必ず負い目を感じます。進捗状況に焦りを感じたりするので精神衛生上よくありません。作曲をDTMで行うとすれば課金ゲームのようなものです。クソゲーです。そして作曲の本を買うだとかスクールに通うだとかするとほぼ100%で挫折するのではないかと感じています。いざとなれば本がわかりにくい、教える人が下手など言い訳に使えます。便利ですね。

本当にやるつもりがあったら誰かに教わるより自分で理解していきたいじゃないですか。それが独学の楽しさでもある。そういう風に思えるなら強いです。

時間短縮の為に本を買う、知っている人にお金を払って教わる。それは結構なことです。でもそれってずっとリスナー側ですよね。音楽を聴いて「好き」と思うだけじゃダメなんです。なんでそれが良いのかを具体的に説明できなければアーティストではありません。で、これを説明するのに音楽理論が必要になります。

作曲は創造です。自分で考えて捻り出す生みの苦労が待ち受けます。習うよりも慣れろという要素が強く、良い曲を1日でも早く書きたいなら一曲でも多く作るしかないような世界です。勉強の段階からリスナー側ではダメでしょう。苦労を前提に自分からトライアンドエラーをしていかなければこの先「曲が作れないのはなぜか?」という壁に遭遇した時に困ります。

その疑問、次は誰に教わるのですか?

最後に才能云々で片付けるのはやめましょうね。才能を上回る努力が必要です。